【No 004】1999 パキスタン(アボッタバード・アユブ国立公園・タキシラ・イスラマバード

(1999.8.21-29)

初めてのパキスタン旅行。今回もアジアの高校生との旅だった。

8月21日(土)

成田空港15時発パキスタン航空885便(エアバス)でカラチに向けて出発、寄港地のマニラ空港に約20分遅れの19時前に到着。マニラまでの乗客が降りた後、飛行機を出てトランジットエリアに出て、サイド機内に入ると日本人旅客はほとんどいなくなっており19時30分にカラチにむけて離陸。

8月22日(日)

カラチに約15分遅れで深夜0時15分。入国手続きを終えて、国内線ターミナルに移り、午前4時発パキスタン航空316便でイスラマバードに午前5時55分に到着。
アドベンチャーインに移動して休憩、昼食を取り、宿泊地アッボタバードまで112キロをコースター(パキスタンではマイクロバスのことを「コースター」(トヨタの車種名)と呼ぶ)で2時間半かけて移動。

8月23日(月)

パキスタンのアドベンチャーファンデーションのカーン総裁らから歓迎をうけた。カーン氏は元軍人。パキスタンの登山家は軍人出身が多数。周辺を散歩するなどして過ごす。立木が電柱のかわり?

8月24日(火)

朝食後、コースターで山間の道をアユブ国立公園に向かったがパキスタンでは反対側の斜線にはみ出しての追い越しは日常茶飯事、対向車線に車が来てもぎりぎりまでそのまま突っ走るなど、これはもお国柄か。アユブ国立公園のNathia Gallを経てDangaGallまで約40キロ2時間の行程。
ここからAyubiaまで約4キロを2時間かけて谷間のトレイルを道沿いの植物についての説明を聞きつつトレッキング。トレイルは巨大なパインツリーが繁り、緑豊かな環境。トレイルの両端にはゲートがあるほか、要所には休憩場や水道が整備されていた。
アユビアで食べた焼き鳥はとても美味。アユビアの野外活動基地内にテントを設営してから夕食、深夜から雨になった。

8月25日(水)

朝まだ雨が上がっていない中、マイクロバスでDongaGallに移動して自然保護センターでレクチャーをうけさらにマイクロバスでLalazarまで移動してトレッキング開始し、標高2840mのMiranjaniを目指した。
このあたりは標高が高いにもかかわらず森と草原で、山頂は阿蘇の草千里のような雰囲気。山頂での昼食と休憩時にパキスタンの高校生がくぼみに足をとられて脱臼、骨折するアクシデント。近くで放牧作業中の人に斧を借りて木を切り、紐がないので何個もの水筒のベルトを切って紐代わりにして担架をつくり麓(DongaGall)に降ろした。現地のクリニックでは対応不可とのことで、患者輸送車でアボッタバードの病院に転送した。
トレキングが終了し(8キロ6時間)、コースターで、Ayubiaに戻り、周辺の散策に出たり、茶屋でチャイを飲んだりして過ごしアユビア野外活動基地。また、深夜から雨になった。

8月26日(木)

朝、雨があがっていないので、出発を遅らせ、昼食後に、Khans Pulに移動。この道はAyubiaの町の裏側を通っており、崖の上の方から投げ捨てられたゴミが斜面やトレイルに散らばっていた。夜はキャンプファイヤーなど、アユビア国立公園最後の夜を楽しみ、Khans Pulユースホステルに宿泊した。

8月27日(金)

イスラマバードに戻る日、途中の道路工事による渋滞を避けるため、早朝に食事をすませて、コースターで出発し、途中、マリーで買い物タイム。マリーは高原の避暑地。買い物や茶店を楽しみ、75キロを3時間かけてイスラマバードに戻り、中華料理店で遅い昼食をすませ、タキシラに移動した。
タキシラで博物館を訪れ、タキシラ遺跡の全容を見た後、マイクロバスで遺跡に移動して実際の遺跡を見学。タキシラからイスラマバードに戻り(タキシラ往復90キロ4時間)アドベンチャーインに宿泊した。

8月28日(土)

朝食ののち、フォーラムに参加。フォーラムの始まりにまず始めにコーランの暗唱。さすがパキスタン! 午後、イスラマバード市内で短時間の買い物タイムと歴史民族博物館を見学、観光大臣の挨拶をうける。

8月29日(日)

朝からラワルピンディのオールドバザールに出かけてた。。胡椒や香辛料、岩塩からさまざまな日用雑貨など品物であふれていた。胡椒を購入、基本単位数量は「1ケージー」すなわち1Kg そんなに使用しきれないと「ハーフケージー」買った。
午後5時にアドベンチャーイン戻り、パキスタン最後の夕食をとったあと、8時ころ空港に移動、22時35分発北京経由成田行きのパキスタン航空880便で日本に向かいパキスタンを後にした。

8月30日(月)

午前7時過ぎ、北京に着陸。機内で出発時刻を待ち、8時15分に北京を出発、13時前に成田に到着し帰国した.