【No 046】2017 パキスタン(フンザ)中国(カシュガル)

 

(2017年8月30日~9月8日)
8月30日 羽田→北京→イスラマバード
羽田空港、定刻07:20のCA422便で北京首都空港へ。羽田のCA便のハンドリングはJAL、なので、荷物のタグはJA仕様。

北京・首都空港に10時15分452番スポットに到着。乗り継ぎチケット確認カウンターを経て、出国安全検査場入り、税関カウンターを通過して、今度は中国国際航空のラウンジへ。

CA945便は定刻より1時間近く遅れて16時12分にやっと離陸。そのままの遅れでイスラマバードに19時5分に着陸。ホテルの送迎車でマリオットホテルへ移動し、20時過ぎにホテルに到着した。

マリオットホテルは、入り口で車のボンネットとトランクを開けて安全確認、すぐにある車寄せで下車。長い通路を通ってホテルの建物入り口で、空港のように機械による荷物と人のチェックを経て建物に入れた。テロ対策なのか、自動車がホテル玄関に近づけないようになっていた。

8月31日

イスラマバードからギルギットまでの長距離移動のため、5時にホテルを出発。ルートはイスラマバード→マンセラ→バブサール峠→チーラス→ギルギットと、無雪期のみ通行可能な最短ルート。

イスラマバードから、カラコラムハイウエーを走り、アーボッタバードの中心部を外れたところの食堂で朝食をとり、8時15分に、カガーンバレーの入口のマンセラへ、ここでカラコラムハイウェー(KKH)から外れて、カーガン・バレーに入り、バブサール峠に向かった.

いくつもの街を経て、避暑地、ナランを通り、バーセルにあるレストランので昼食ため12時30分から1時間休憩。ここから1時間余走って、14時5分にバブサール峠(4170m)に到着。ここまでイスラマバードから326キロ。道路が通行できる冬を除く期間は、時間短縮のため、多くの車がこの道を通っている。

峠から1時間走ってチラスに到着し、外国人登録カードの発行を受け、KKHに合流。インダス川を道路の左に見つつラコット橋までは悪路が続く。川が右側に見えるようになると、ギルギットまで完全2車線の快適な道路となる。


途中、ナンガバルバットのビューポイントやヒマラヤ山系、カラコラム山系、ヒンドウクシュ山系の三大山脈合流地点見て、ギルギットのリベリアホテルに17時40分に到着した。バブサール峠からここまで180キロのドライブ。 19時40分から夕食をとり、翌日の打ち合わせをして、長い1日が終了した。

自動車での移動の詳細
ホテル 5:00
アーボットバード 7:15
朝食(アーボットバード郊外) 7:20~7:50
マンセラ 8:15
Balakot 9:00
Paras 9:50
Jaret  10:10
Naran 11:25
besal レストラン 1230-13:30
バブサール峠 14:05
チーラス 15:05
ナンガバルバットビューポイント 16:05~16:11
Buni Canit 16:40
3ポイント 16:50~16:55
ギルギット ホテル 17:40

9月1日

カリマバードからフンザのカリマバードまでは98キロのKKHのドライブ。時間的余裕があるので、朝から、ギルギットの街の中、ラジャバザール、ポロ競技場、ジャーマモスク、オールドブリッジなどを見学した。ギルヒットはギルギット・バルチスタン州の首都だけあって町はある程度の大きさ。


市内見学を終えて、10時30分にギルギットを出発KKHを北上し、途中、ナンガバルバットやカラポジのビューポイントで、それぞれの山を眺めつつ、フンザのエンバシーホテルに、13時20分到着した。


フンザエンバシーホテルにチェックインを済ませて、オールドロードからゼロポイントを経て、バザールロードを登り、バルティットフォートに行った。、ルティットフォートでは日本語ができるガイドさんの案内で、内部を見学、バザールロードに戻り、AL-BARAKAAT HOTRLで昼食を済ませて、雨が降り出したのでホテルに戻った。


雨がやんでからオールドビレッジを歩き、長谷川メモリアルスクールに向かう途中で、2人連れの子どもと出会って写真を1枚。長谷川メモリアルスクールでは建物の中を見せていただいたのち、帰り道でその子どもに出会うと、どうぞと、買ってきたケーキを少し、わけてくれた。バザールロードに出て、Cafe de Hunzaと言うカフェでチャイをいただき、ホテルに帰着。Cafe de HunzaのWifiは快適だった。


ここ、フンザエンバシーホテルは、草原の椅子ので語り合いの場に出てきたホテル。しかし、現地の事情からか、時々電気が消えたり、Wifiも切れたりする。

 

自動車での移動の時間
ギルギット 10:30
ダニヨール 10:40
ノーマル 11:00
チャルト 11:20
Sikanderat? 11:30
ラカポジビューポイント 11:30~12:15
アーリアバード 12:40
カリマバード 12:50

9月2日

途中トラブルでの備え、フンザで2泊の予定になっている。カリマバードまでトラブルもなく到着できたので、カリマバードでゆっくり過ごせた

9時50分ころにホテルを出て、アルチットにある鷹の形をした岩、イーグル・ネストがある標高3000メートルへ車で上がった。アルチット村はフンザで一番高い場所にある村で、イーグルネストからフンザの谷を見渡すことができ、フンザ川を中心のに広がるフンザの景色が美しく見える場所。イーグルネストホテルで休憩した。


帰りは、村の中を歩いて下り、途中、中国人旅行者出会った。村の下方にアッタバード湖の大事滑りの被災者のための、被災者住宅が建てられていた。

下に下ったあと、フンザに残る城塞にの一つ、アルティット・フォートへ行った。この要塞は。フンザ川を隔てて対峙するナガール王国からの侵入を防ぐために築かれたもので、最上階、見張りタワーの下まで上れた。
城塞の脇には古い建物の集落が広がっているが、ここの修復に日本の大使館のドネーションが当てられたとか。城塞の脇にある杏の林の脇にあるレストランで昼食をした。

次に、カリマバードの3キロほど下流にあるアーリーバードのバザールに行ったが、イードのため、多くの店は閉まっていたので、街を20分ほどいてホテルに帰った。

小休止ののち、バザールを散歩した。ホテルに戻る途中にマレッジかーが走って行きました。ホテルに着くと、そのマレッジカーか止まっており、2階のレストランと広いベランダで記念のパーティが開かれていた、パーティ会場で新郎新婦の写真を撮らせてもらい、そのままパーティに招かれ食事をいただいた。


ホテル駐車場の脇ではイードのお祝いで、羊を解体していた。作業していた方々からいろいろ説明いただき、写真をとらせてもらった。

9月3日

最終宿泊地パスーまで51キロの短い移動。ホテルを8時50分出発、快晴だったのでいったん、アーリーバードでラカボシがきれいに見える地点まで下り、山を見た後、引き返して9時10分に岩に古い絵や文字が刻まれた第1ロックに到着、さらに隣の第2ロックを見て、9時20分に出発。ここで、中国から来た旅行者数人に合い、挨拶を交わした。

さらに北上を続け、アッターバード湖に沿って、中国の援助で作られた第1トンネル、に続いて、長い第2トンネルを抜けた湖の見晴らし点に9時30分に到着、湖をい眺めて短い第3トンネル、長い第4トンネルを9時44分に抜け、少し離れた第5トンネルを抜けると、道路が寸断された時に上流側のボート乗り場に9時52分に到着。このトンネルの完成で、船による連絡なしにパスーにいけるようになった。グルミット氷河の下に10時に到着、マウントパスーから流れている氷河。


10時20分にグルミットト村に到着。避暑地の王宮や古い村を通り、ガイドの妹さんの嫁ぎ先のおうちを訪問してチャイやパンケーキ、チャパティ、クッキー、ヤクの肉などをごちそうになり、小休止させていただいた。

続いて、地域のパブリックスクールなどを要する団体の25周年セレモニーを見学させてもらい、ここでもティブレーク。地元の楽団の演奏、歌、ダンス。子どもたちのダンスなどを見学、地元の食堂でチャウメンで昼食をすませてグルミットを14時15分に出発し、パスーに向かった。


14時30分に世界で最も危険なつり橋の一つといわれるフサイニ吊り橋の入り口に到着。少し歩いて、フサイニ吊り橋(下の写真)に行って、一往復した。吊り橋は、左右には手すり?ロープだけでフェンスもなく、渡されている踏板もところどころ抜けていたりでした。KKHに戻り15時に出発、パスー氷河の下に15時15分に到着、氷河を眺めてすぐに出発、オールドパスーの入り口に15時25分に到着した。


ここから河原を通る道を進むと、フンザ川の浸食で河岸がえぐられている場所があり、将来が心配になった。さらに先に進み、リンゴの木から何個がリンゴを落としてかじりながら少し進むとオールドパスーの終わり近く、パスーインや何軒かの商店が並ぶ場所に到着して、その傍らの高台に上るとオールドパスーが眼下に広がります。ここにはサッカー場と墓地があった。

16時20分、オールドパスーを出発、16時27分にニューパスーにあるパスーアンバザダーホテルに到着した。小休止の後、ニューパスーを1時間余り散歩してホテルに戻り夕食。この日は停電の日で、暗くなってから、ホテルの自家発が回り、一定時間電気がついた。

自動車移動
ホテル(カリマバード) 08:55
ラボカジビューポイント 9:05
第1、第2トンネル 09:30
アーボッタバード湖 09:30
第3トンネル(短)、第4トンネル 09:44
第5トンネル
船乗り場 09:52
ブルミト 10:00
グルミット 10:20~14:17
吊り橋 14:30~14:59
オールドパスー(下流側村端)15:15
徒歩でパスー村へ
オールドパスー(上流側村端) 16:20
ホテル 16:27

9月4日

この日はパスー滞在、フンジュラブ峠越えのための予備日でパスー村をまわる日程を組んでおり、ホテルを10時5分に出発しパスー氷河の入り口に10時15分に到着し、歩いて氷河に向かい、11時10分に到着しました。氷河の手前にはパスー湖という小さな湖ができています。氷河の突端では、表面の氷が溶けて安定性を欠いた岩が、時々音を立てて崩れ落ちてきます。10分ほどの滞在中に落ちた一番大きな岩は直径1メートルくらいありました。11時20分に氷河の突端を出発、12時5分にKKHに到着。

道路の反対側の集落入口八百屋に寄ったあと、すぐ近くのグレーシャーブリーズというレストランで昼食にナンのピザとアプリコットケーキを食べた。


緊急事態です!! このレストランへの階段の途中で会ったパキスタンエージェンシーの方からの最新情報によると、中国側から5日はボーダーをクローズするとの通知があったとのこと。食事をしつつガイドや運転手、パキスタンでの手配会社SRCと相談して、6日に100%開く保証もないとの判断でイスラマバードに引き返すことを決断。SRCの社長に引き返すことを伝え、イスラマバードからウルムチへの便の確認を依頼して、13時15分にレストランを出発ホテルに寄って荷物をまとめてチェックアウトし、13時40分にホテルを出発、イスラマバードに向かった。

中国側のエージェントに状況報告をするためダイヤルするも、電波状況がわるくつながらない。ガイドのスマホに電話がかかってきてくるもすぐ切れ、2回目で話が通じ、中国側の手配のキャンセルを依頼。

チーラスを18時15分に通過、バブサール峠への入り口の検問のところで、夜間の外国人の通行はディンジャラスな状況と言われたが、事情を話してバブサールで行きたいとはなし、途中休憩しないで進めと指示されて先に進み19時18分峠を通過、休憩なしで進めといわれたが、峠を下ったMOONレストイランで、パスーを出発後、初めての休憩兼夕食をとった。

この休憩中に電話があり、ウルムチ便は一席のみ空席があるがイスラマバードでは席が確保できず、SRCの知り合いの旅行会社が中国の南方航空に直接折衝してやっと席を確保したとの連絡が入った。30分ほどで出発、イスラマバードに向けて先を急いだ。

自動車移動
ホテル 09:55
パスー氷河入口 10:05
徒歩でパスー氷河、昼食などへ
パスー氷河入口 13:15
ホテル 13:30
ホテル発 13:40
チーラス 18:15
バブサール峠 19:18
ムーンレストラン 20:20~20:40
→イスラマバードへ

9月5日 <パスーからカガーンバレー>→イスラマバード

往路と同じ経路を逆に進み、午前3時30分にイスラマバードのホテルに到着。14時間の長いドライブながら、驚異の時間でイスラマバードに到着できた。ガイド・運転手らに感謝!

ホテルでは、Wifiが使えたので、ウルムチのホテルと、カシュガルまでの航空券を確保して午前4時に就寝。
6時30分起床、7時朝食。8時30分にホテル出発、イスラマバード空港へ。イスラマバード空港は、建物の入り口での荷物検査に時間がかかり、車で空港に着いてから検査終了まで1時間近く。なにしろ大きな荷物を何個も抱えたひとが多く、2台しか検査機器がないため時間がかかってしまう。ただ、PCも荷物内に入れたままで検査OK。

CZ便のチェックインカウンターも2つだけ、ここでも長蛇の列。プライオリティチェックインもなし。荷物に優先タグもつきません。カウンターのPCを見ると、表示はテキストベース。日本ではもう何十年も前のようなもの。昔懐かしいディスプレーの画面だった。

チェックインカウンターで搭乗券とともに出国カードを渡される。パキスタンは入国カード、出国カードとも様式に従って航空会社が調製するのか各航空会社のロゴが印刷されています。ここで、必要事項を記入。出国手続きを終了して、ターミナル2階へ上がるり、ビジネスクラスやプライオリティパス、ダイナースカード、上級ローカルクレジットカードなどが対象のラウンジへ。

この空港は、国際線の搭乗口が一カ所のみ。搭乗開始は放送のみで、ディスプレーの表示はなし。1便ずつ順番の搭乗で、放送があると、搭乗口のあるスロープを降りて、持ち込み手荷物を検査機に通して、バスで搭乗機まで移動。この空港はブリッジがなくすべてバスで移動する。

1時間遅れで出発、北上すると、K2が雲の上に頭を出している。1時間の遅れでウルムチ空港の第3ターミナルに到着した。


ウルムチ空港は新入国処理システムが運用され、入国カードの記入の必要がなく、ブースで、パスポートと搭乗券を見せ、左右の手の各四本の指と左右の親指と3回にわけて指紋採取と顔写真の撮影で審査完了。ただ、待ち時間中に見回していると搭乗券をどこかにしまい込んでしまい、探しまくったり、他の検査官が2~3処理する間に1名がやっとの審査官の列もあった。

荷物を受け取り、タクシー乗り場へ。以前にウルムチに来た頃とちがい、高速道路ができていた。かくして、なが~い1日が終了。

自動車移動
→バブサル峠から
イスラマバード(ホテル) 03:30
ホテル 08:30
空港  09:10

9月6日

空港に2時間前に要到着とのことで6時20分に車でホテルを出発、プライオリティチェックインカウンターでチェックイン。預けた手荷物のチェックとのことで、南航のプライオリティチェックインカウンターの案内係がチェックのブースに案内してくれ、原因は、持ち込み荷物に移すのを忘れていたWiFi端末。終わったら、機内持ち込み荷物の検査場の入り口まで案内してくれた。これは、チェックインカウンターの職員が外国人だからと案内係に声をかけて、パスポートと搭乗券を渡し、案内を依頼してくれたから。中国には中国の荷物のルールがを、つい、うっかりしたため、手をわずらわした。

機内で、キャビンアテンダントの方が、挨拶にきて、離陸後2時間10分で到着と伝えてくれた。機内を見ている限り、他に、同様の対応は見当たらなかったので、なぜなのでしょう。新聞配布の際に、中国語の新聞紙だったので、あらためて英字紙を持ってきてくれた。
天綠国際ホテルにチェックインして、Wifiなど確認して、昼過ぎにカシュガル老城へ出た。

老城の中を結構こまかく歩いた。4時頃いったんホテルに戻り、小休止。5時過ぎに再び老城へ行って、21時30分ころホテルに戻った。ここは新疆、飛行機の運航などは北京時間ですが、人々の生活はローカルタイム、夜8時頃になってやっと暗くなってくる。茶店の時計はローカルタイムだった。

街の中で休憩中の特警(SWAT)の方スイカや瓜を売っている店で、スイカを買って、食べておられ、売っているスイカや瓜を見ていたら、スイカをカットして差し出してくれたので、ありがたく頂戴した。休憩中とはいえ制服の特警にものをもらったのは初めて。 茶館とカフェにも入った。昼過ぎの茶館では、花茶を注文、街で買ったパンを頂き、夜、ホテルへの途中のカフェではコーヒーを飲んだ。夕食はマトンの串焼きと麺を食べた。


9/7

カシュガル発ウルムチ行きCZ6812便は、定刻より5分早い10時35分に出発。ウルムチ空港に12時20分に到着。少し雲があるものの機窓には天山山脈が広がっていた。カシュガル空港のラウンジはとても質素なもの、スナックと飲み物程度。

搭乗機は、EMBー190、前方に6席設置されたビジネスクラスは、1-2の座席は配置で2列。DLの特典航空券で搭乗した座席は2Aの一人掛席。機内食は点心や麺など美しいものだった。

ウルムチ空港で16時35分発の杭州行きまで6時間の乗り継ぎ待ち。これは、UAの特典航空券の空席の関係。杭州へは中国国際航空の杭州行き、定刻16時35分発、23時10分着の便。しかし、実際には18時18分に離陸し経由地の綿陽に1時間25分遅れで21時15分に到着、出発は23時で2時間20分遅れとなってしまった。機内食はウルムチ~綿陽間で夕食、綿陽~杭州間で軽食(ソーセージがどこに入っているのかわからない位の調理パンと飲み物)が出た。杭州空港にはそのままの遅れで午前1時30分に到着。もう、空港バスはホテル近くに行かないのでタクシーでホテルへ移動。

アズール銭塘ラグジュアリーコレクションホテル杭州にチェックインしたのは午前2時30分。アップグレードでジュニアスイートの部屋になった。

9/8

UAの特典航空券でANA930便に搭乗。成田に40分遅れの18時30分に到着。